全数把握の簡略化、入国制限緩和…日本のコロナ対策は大丈夫なのか?

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 9月20日からは新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチン接種が開始され、政府は1回目、2回目接種を終えた12歳以上の希望者全員にオミクロン株対応ワクチンの接種ができることをアピールしているが、必ずしも浸透しているとは思えない。全数把握の見直しが新型コロナの警戒感を低下させ、ワクチンへの関心を薄めたせいかもしれない。

■結局は自衛するしかない

 先述の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」によると、医療体制は昨年夏に比べて1万人増の約3.7万人が入院できる体制を整えたとしている。さらにオミクロン株に効果が示唆される軽症から中等症向けの治療薬として、経口薬「モルヌピラビル」「ニルマトレルビル/リトナビル」、中和抗体薬「ソトロビマブ」「カシリビマブ/イムデビマブ」および抗ウイルス薬「レムデシビル」の5種類がそろい、患者の状態や薬剤の特性などに応じて、適切に選択し活用が可能となっているという。

 しかし、医療機関で処方され、副作用が少なく、子どもや妊婦らに使いやすいとされる解熱鎮痛剤「カロナール」が8月に新型コロナ感染拡大で品不足になったことを考えると不安が残る。

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