タンパク質摂取のポイントは「アミノ酸スコア」と「朝」にあり

公開日: 更新日:

 そもそもタンパク質の働きは筋肉を作るだけではない。疲労回復、睡眠の質向上、精神の安定、免疫力アップなど、実に多彩な働きをしている。

 姫野院長によれば、高齢者の場合、若者と同じ量のタンパク質摂取では不十分。というのも、細胞レベルにおいて骨格筋量のタンパク質は24時間常に合成と分解を続けており、タンパク質の合成速度が分解速度を上回ると筋量が増えるが--。

「若者と高齢者では合成速度が異なります。若者では1食0.24グラム(体重1キロにつき)のタンパク質の摂取で筋量が増えますが、高齢者では1食0.4グラム(同)のタンパク質を摂取しなくてはなりません」

■年を取るほど必要になる

 一般的に年を取ると、若い時と同じようには食べられなくなる。タンパク質を多く取るには、効率のよい摂取法を知っておくべきだ。

 まずチェックしたいのは、アミノ酸スコア。約20種類あるアミノ酸(タンパク質の原料)のうち、体内で作り出せない9種類の「必須アミノ酸」が必要量に応じてどれくらいの割合で食品に含まれているかを示したものになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  2. 2

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 3

    橋本環奈『天久鷹央の推理カルテ』コア視聴率も低迷…パワハラ報道前からあった"上げ底人気"疑惑

  4. 4

    趣里と三山凌輝に結婚報道…“希代のワル”羽賀研二を彷彿とさせる男の登場に水谷豊どうする?

  5. 5

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  1. 6

    ベッキー不倫騒動が教訓 LINEはこうして筒抜けになる

  2. 7

    自民“裏金議員”西田昌司氏が沖縄戦に許しがたいイチャモン…次期参院選に推薦した公明は真っ青

  3. 8

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  4. 9

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  5. 10

    嵐「解散ビジネス」で荒稼ぎの皮算用…総売り上げは500億に? 2026年5月に活動終了