タンパク質摂取のポイントは「アミノ酸スコア」と「朝」にあり

公開日: 更新日:

 世はタンパク質ブームだ。タンパク質補給商品の市場規模は10年前と比べて3倍以上。中でもプロテイン商品の売り上げの伸びは顕著だ。ただ、タンパク質摂取について、正しく認識されていない傾向がある。

 ◇  ◇  ◇

「高齢者ほど、タンパク質の積極的な摂取が必要です」

 こう話すのは、「ひめのともみクリニック」の姫野友美院長。

 プロテインをはじめ、タンパク質というと、「筋肉ムキムキの人や運動している人が取るもの」という印象が強くないだろうか。そうなるのももっともで、プロテイン商品の機能別品目の比率をみると、筋力増強目的が半数以上だ。また、健康・ウエルネスに関するリサーチや情報発信などを行うウェルネス総合研究所が高齢者の対面調査を行ったところ、「プロテインは筋肉とスポーツのものという印象が強い」との結果が出た。

 しかしタンパク質は、高齢者の寝たきりや認知症対策において、非常に重要な存在なのだ。

 加齢とともに筋肉量は減少し、筋力も低下。これをサルコペニアというが、サルコペニアになると歩く、立ち上がるなどの日常生活の基本的な動作に支障が生じ、介護が必要になったり、転倒しやすくなったりする。サルコペニアは、高齢者の各種疾患に影響を与えることも報告されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも