著者のコラム一覧
天野篤順天堂大学医学部心臓血管外科教授

1955年、埼玉県蓮田市生まれ。日本大学医学部卒業後、亀田総合病院(千葉県鴨川市)や新東京病院(千葉県松戸市)などで数多くの手術症例を重ね、02年に現職に就任。これまでに執刀した手術は6500例を超え、98%以上の成功率を収めている。12年2月、東京大学と順天堂大の合同チームで天皇陛下の冠動脈バイパス手術を執刀した。近著に「天職」(プレジデント社)、「100年を生きる 心臓との付き合い方」(講談社ビーシー)、「若さは心臓から築く 新型コロナ時代の100年人生の迎え方」(講談社ビーシー)がある。

家電製品を活用して心臓に良い「環境」と「食生活」をつくる

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 心臓の健康に最適な湿度については特定の数字が明らかになっているわけではありませんが、おおむね60%が目安と考えていいでしょう。一般的に室内での快適な湿度は40~60%といわれ、湿度が50%以下になると肌の角質層の水分が急激に蒸発して乾燥しやすくなることがわかっています。また、湿度は体感温度とも深く関係しているので、外気温が低い冬は室温を22~24度くらいに維持することも意識しましょう。

 ちなみに、湿度が60%を超えるとカビやダニが増えていき、40%を下回るとウイルスが活発になって感染しやすくなるといわれています。心臓だけでなく、健康維持のためにも湿度の管理は大切なのです。

 加湿器にはいくつも種類がありますが、自動運転機能が付いたタイプがおすすめです。内蔵されたセンサーが周囲の湿度を感知し、設定した湿度に合わせて自動で運転してくれます。

■ビタミンや補酵素を手軽に摂取

 心臓病動脈硬化の予防に役立つと考えられるのが「ミキサー」です。野菜や果物を投入してスイッチを入れるだけで、ビタミン、ミネラル、補酵素などの栄養素を含んだスムージーをつくることができます。

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