著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「不安」があなたを強くする!幸せに生きる武器になる!

公開日: 更新日:

 2020年12月から始まった当連載「科学で証明! 本当に信用できるストレス解消法」。このたび、「『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法」として、11月24日に新書として発売される運びとなりました。

 タイトルにあるように、本書は「逆説的視点」という考えから再構成し、加筆したり、あらたに書き下ろした原稿を加えたりして作り上げたものです。

「不安があなたを強くする」というのは、私が日ごろから伝えていることの一つです。人間は、不安を悪いもの、ネガティブなものとして考えがちですが、そうではありません。不安はとても重要な本能です。不安を感じたり、心配になったりすることは、危険に対する準備がしやすく、日常のわずかな変化や違和感にも気が付きやすいというメリットになります。

 たとえば、あなたが車を運転しているとき、前の車が不審な動きをしたら、どうでしょう? きっとあなたは「イヤだなぁ」と不安に感じると思います。そして、車間距離を空けたり、違うルートを選んだりして、“もしも”に備えるでしょう。実際、不安が強い人ほど交通事故の死亡率が下がるというデータもあるほどです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも