死亡率を上昇させる「不安」な感情は腸を整えて軽減する

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染拡大がさらに加速していることで、不安な毎日を過ごしている人は多いだろう。しかし、不安を常に抱えていると健康を害することがわかっている。どうやって不安に対処すればいいのか。「江田クリニック」の江田証院長に詳しく聞いた。

「不安」とは「はっきりした対象のない恐れの感情」と定義されている。明確な対象が存在する恐怖とは区別され、たとえば、「自分は病気かもしれない……」「感染したらどうしよう……」といった不確実であいまいなものに対する恐れが不安と呼ばれる。

 不安は、体に悪影響を与えることがわかっている。英国の研究では、落ち込んだり不安になる頻度が高い人はがん死リスクがアップするという報告がある。また、狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患の死亡率が上昇することも多くの研究で明らかになっている。

 不安によるストレスを受けると、ストレスに対抗するために副腎から「コルチゾール」というホルモンが分泌される。コルチゾールには、血圧を上げたり、心拍数を増やしたり、血糖値を上昇させたり、免疫を抑制するなど多岐にわたる作用があり、長期にわたって過剰に分泌されると、全身のさまざまな疾患につながってしまうのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意