著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

時には病院で検査を受けながら、日常は自宅で過ごすケースも

公開日: 更新日:

 昨年の年末に発熱。コロナ陽性との診断を受け、いったんは回復されましたが、それ以降発熱を繰り返し、不自由な右足もあることから頻繁な通院は困難になり、在宅医療を開始されたのでした。

 この方の場合、不自由となった右足のリハビリも自宅で行うことになりました。リハビリを在宅医療でも行えることを意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、在宅でのリハビリは実際の生活環境に沿った訓練がリラックスした状態で行えることから、最近は高齢者のQOLを高める観点からも注目されているのです。

 ちなみにそのリハビリには理学療法士が当たり、運動体操、さらにはマッサージなどによって日常生活に必要な体の基本動作の維持・回復を目指します。

「なにかお困りのことはありますか?」(私)

「熱が上がったり下がったりで、12月の時には痰があって病院で診てもらったら胸にも痰がありそうだって」(妻)

 簡単な検査なら在宅医療でも行うことができますが、もっと精密にCT検査を受けるため病院に行った患者さん。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋