大事なところに水疱が… 帯状疱疹と間違えやすい性感染症がある

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「左右両方にできていないことなどから、これは帯状疱疹で、あなたが心配している性器ヘルペスではありませんよ。ただ、帯状疱疹は後遺症として1年以上も痛みが残ることもあるし、目の近くだとまれに視力低下や失明につながることもあるし、耳の近くに出ると顔面神経麻痺や耳鳴り、めまい、難聴を来すこともある。しっかり治さないとダメだよ」と尾上院長は話したという。

 性器ヘルペスとは性的接触で感染する性感染症のひとつ。単純ヘルペスウイルス1型(HSV─1)と2型(HSV─2)の感染により、男性は性器や肛門、口の周辺、女性は性器や肛門や口の周りのほかにお尻や太ももなどに水疱がたくさんできる。

「女性の方が罹患率が高く男性の2倍とされています。粘膜部分が男性に比べて広いからだとされています。症状も激しく、発熱、痛み、膀胱炎症状、歩行障害、鼠径部のリンパ節腫脹、排尿障害、頭痛などを起こすこともあります。また、病変は子宮頚部などにも広がる場合もあります」

 また、免疫力を低下させる黄体ホルモンの影響で妊婦や排卵後の女性は感染しやすいことがわかっている。

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