大事なところに水疱が… 帯状疱疹と間違えやすい性感染症がある

公開日: 更新日:

 女性の中には発熱したというので内科を受診。その後、膀胱炎症状により泌尿器科に移り、性器の痛みやかゆみ、水疱により、ようやく産婦人科や性感染症専門医療機関にたどりついたのは感染から10日ほど経っていた、というケースもあるという。

「冒頭に登場した20代の女性は、パートナーが性感染症に詳しい男性だったため、正しい受診機会を早く得られましたが、そうでない女性の場合は原因がわからずドクターショッピングするケースも少なくありません」

■外用薬を塗るのはNG

 厄介なことにHSVは一度感染すると治らず、再発を繰り返す。性器に一度感染すると腰仙髄神経などに潜伏感染し、ストレスなどにより再活性化して症状があらわれる。

「初めてHSVに感染したときと隠れていたHSVが再活性化したときでは症状が異なります。一般的に前者は症状が広範囲に出て発熱を伴うことが多い。後者は症状が軽く、全身にあらわれることはありません」


 潜伏期間は5~10日だが、初めての感染でも症状が出ずに、何かの刺激で潜伏していたHSVが再活性化して症状があらわれることもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも