視力検査は問題なしでも「緑内障」に…早期発見には眼圧・眼底検査が必須

公開日: 更新日:

 少しでも正常に近い視野を維持したければ、早期に発見し、点眼薬などの治療で視野欠損がそれ以上進まないようにするしかない。しかし間違った認識により早期発見につながらず、かなり進行してから発見される人が後を絶たない。緑内障は日本人の視覚障害原因疾患の第1位になる。

「緑内障で視野欠損はあっても、初期や中期では見ようとするところは見える。だから視力検査ではわかりません。むしろ『自分は視力がいい』と思っている方もいます。また、緑内障は両方の目に起こることが一般的ですが、症状の進行スピードが異なるので、一方の目でもう一方の目の不具合をカバーしてしまい、自覚しづらい」

 白内障と混同されている点もある。白内障は目の中のレンズの役割をする水晶体が白く濁る病気で、手術で水晶体を除き、人工の眼内レンズに換えれば「見えやすさ」を取り戻せる。しかし緑内障は視神経が障害される病気で、障害された部分は元に戻らないので、失った視野は取り戻せない。

■40歳を越えたら3~5年に1度は眼科検診を

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった