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荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

【シラミ】薬に耐性があるタイプが増加 沖縄では97%が該当

公開日: 更新日:

 感染は不潔・不衛生とは直接関係はなく、ごく普通の生活の中で起こりえます。感染初期には自覚症状のない子供も多いようですが、寄生する数が増えると次第にかゆみを訴えるようになります。ひどい場合、頭皮をかきすぎて炎症を起こす場合もあります。髪の毛にフケのようなもの(シラミの卵)が見られる場合は要注意です。シラミの卵はフケと違って厚みがあり、髪の毛を取り巻いていたり、髪の毛にしっかりと付着しています。

 日本で承認されているシラミ治療薬は、ピレスロイド系駆虫薬の「スミスリン」(フェノトリン)と、2021年8月に発売されたジメチコン製剤の「アース シラミとりローション」(ジメチルポリシロキサン)の2種類があります。いずれも市販薬で、インターネットなどでも購入可能です。

 ただ、最近はピレスロイド系駆虫薬に耐性を持ったアタマジラミも報告されています。ピレスロイド抵抗性アタマジラミの頻度には地域差があり、全国的には数%程度なのですが、沖縄では97%とほとんどのアタマジラミがピレスロイド抵抗性に置き換わっているので注意が必要です。

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