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荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

【シラミ】薬に耐性があるタイプが増加 沖縄では97%が該当

公開日: 更新日:

 年配の方は子供の頃、頭に粉薬を振りかけられたことを覚えている方もおられるのではないでしょうか。これはシラミを駆除するために行われていた対策です。

 シラミはもともと「白虫」と書かれていた白色の虫で、エサである動物の血液を吸うと体色が赤く変化します。人に寄生するシラミは、アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミの3種類で、主に子供に寄生するのがアタマジラミです。

 アタマジラミは幼児や小学校低学年の児童など、頭をくっつけて遊ぶことが多い年齢での感染率が高くなっています。最近は衛生環境がよくなり発生数も減少したため、あまり聞かなくなった印象ですが、それでも年間数千人がアタマジラミに感染していると考えられています。また、季節性はなく、一年を通して報告があります。

 アタマジラミは頭髪に寄生し、主に頭髪同士の接触でうつるのですが、アタマジラミは羽がないので飛ぶことも跳ねることもありません。人体から離れた場合、成虫の生存期間は環境条件にもよりますが7~72時間といわれています。そのため、共用で使用する寝具、タオル、ロッカーなどを介して感染するケースもあり注意が必要です。

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