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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

心の問題の解決には体が必要…米国で「ソマティック・セラピー」が注目されるワケ

公開日: 更新日:

 ソマティック・セラピーが注目されています。簡単にいうと、言葉のカウンセリングだけでは解決しない心の問題を、体と一緒に解決しようという療法です。

 ソマティックは直訳すると、体の、身体性の、という意味です。

 アメリカではサイコセラピーや心理カウンセリングがとても盛んで、2000年から2001年にかけて、4000万人もの人が、何らかのカウンセリングを受けたという数字もあります。

 それだけメンタルが厳しいと感じている人が多い訳ですが、言葉だけのセラピーでは限界があるという考え方も強まっています。

 例えばストレスで胃が痛くなったり、緊張すると肩が凝ったりするわけで、そもそも体と心はつながっているのだから、両方を総合的に癒やす必要があるという考え方です。

 PTSDの治療で知られるエリザベス・フェドレック博士によれば、心理的なトラウマは細胞レベルで蓄積されるということで、心だけ治療するのは無理があるという考え方を裏付けています。

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