著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

「適度な飲酒は体に良い」はウソ? 調査結果にドリンカーがっかり

公開日: 更新日:

 適度なお酒は健康に良いーー。アメリカ人の多くが信じてきたフレーズは、正しくないものだったという調査結果が発表され、驚きが広がっています。

 適量なお酒の量とは、女性はワインやビールなど1日にグラス1杯、男性は2杯が目安。今回発表された新たな調査では、それを超えると早死にのリスクが飛躍的に高まるだけでなく、それ以下であっても、まったく飲まない人に比べて健康という根拠はどこにもない、と結論づけています。

 この調査は、過去40年間に行われた、約500万人を対象とする100以上の研究結果を再検討・分析したもので、医学ジャーナル「JAMAネットワーク・オープン」に発表されました。

 それによると、「これまでの調査のほとんどは、飲む人と飲まない人を比較したもので、科学的な根拠に乏しく、その比較自体にも問題がある。そもそもこれまでアメリカには、宗教上の理由以外で一滴も飲まないという人は少数派で、元々何らかの健康リスクがあったり、体調を崩してやめることが多かった。逆に適度な飲酒をする人は、何をするにも節度があり、所得も高い傾向にあり、それが健康につながっている可能性が高い」といいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」