著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

心不全の80代父親を看る娘「缶ビールやハイボール1缶なら飲んでもいい?」

公開日: 更新日:

「お出かけされているんですか?」(私)

「時々、1人で散歩しているんです」(娘)

「転ばないように。体調はいかがですか?」(私)

「普通」(患者)

「お風呂もだめだよって言ってるんですけど、入ってますし、排便も2日に1回出てます。あの、お酒はちょっととかだめですよね?」(娘)

「僕もお酒好きなので、無理にとは言わないですがね」(私)

「3月に退院してからは飲んでないんですが、その前は350ミリリットルのビールとかハイボール1缶とかですね」(娘)

「それくらいならいいです」(私)

「転倒が一番怖いですよね、やはり」(娘)

「そうですね」(私)

 入院中のベッド中心の生活とは違い、自宅に帰られて、患者さんやご家族もホッとされている様子が伝わってきます。


 慣れた自宅で日常生活を送る中で、患者さんのQOL(生活の質)を維持しながら、ADLの低下をなるべく防ぐ療養生活を目指します。

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