放置すると悪性がんに進行…「日光角化症」を防ぐには紫外線対策を

公開日: 更新日:

■日頃から肌をチェック

 治療は、浸潤傾向が高い人や塗り薬を定期的に塗るのが難しい人、また短期間で確実に治したい人の場合には手術が検討される。

 患部に液体窒素を当てて壊死させ、かさぶたにして取り除く凍結療法も有効だ。

「また、日光角化症が顔面や禿頭部の場合には『イミキモドクリーム』の外用薬でも治療ができます」

 ただし、1日1回、週3日就寝前に塗り、起床後に洗い流す必要がある。これを4週間継続したのち、4週間休薬して病変が消えれば治療は終了だが、効果が不十分な場合には再度4週間塗布を継続することになる。また、重度の炎症反応が生じるリスクもある。外用する際は医師の指示に従い、強い痛みや発赤が現れたら相談するといい。

「患部をメスで取り除く手術と違って、外用薬や液体窒素で治療をした場合、再発する恐れがあります。他の部位に新たに発生することもありますので、日頃から肌をチェックし、ザラザラした紅斑があれば再度皮膚科を受診してください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」