痒みが悪化する! アトピー性皮膚炎の「汗対策」4つのポイント

公開日: 更新日:

 アトピー性皮膚炎の患者にとっては、「汗」は不快さだけで済まず、痒みが増す原因になることも。どう対策をすればいいのか。巣鴨千石皮ふ科(東京・豊島区)の小西真絢院長に話を聞いた。

「アトピー性皮膚炎の患者さんが症状がひどいと訴える部位は、季節ごとに変わります」(小西院長=以下同)

 たとえば、春は花粉症の影響で顔が痒くてつらいという患者が増加するが、夏の場合、かいた汗がたまって皮膚同士がくっつきやすい肘の内側、膝の裏、首の痒みが深刻化するという。

 汗対策として最も有効なのは、①水かぬるま湯のシャワーを浴びて汗を洗い流すこと。

「『汗をかいたな』と思ったら、可能であればなるべく早い段階で水かぬるま湯のシャワーをさっと浴びるようにしてください。1日2、3回と複数回にわたっても構いません。ただし、せっけんは使わない。水かお湯で洗い流すだけで十分です。皮脂を過剰に洗い流さないよう、せっけんで体を洗うのは1日1回にしましょう」

 汗を洗い流した後は、②必ず毎回保湿剤を全身に塗る。自分の体に合う、普段から使用しているもので問題ない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」