ウィズコロナ時代の紫外線対策は? 大学教授が解説

公開日: 更新日:

 ウィズコロナ時代、今夏の紫外線対策はどうしたらいいのか。リモートワークで自宅にこもりがちになると、屋外で紫外線を受ける機会が少なくなる。その結果、ビタミンDの皮膚での生成量が減少し、骨がもろくなる恐れがあるという説は本当だろうか。皮膚への紫外線研究で知られる日本医科大学皮膚科の船坂陽子教授に聞いた。

「紫外線の浴びすぎは百害あって一利なしです。ビタミンDを意識しても、紫外線はなるべく浴びない方がいいでしょう」

 紫外線を直接、慢性的に浴びると「光老化」(肌の老化)という症状が進む。これが女性に大敵のシミ、シワの大きな原因になるという。

 UVカットという言葉でおなじみのUVは「Ultra Violet」(紫外線)の略。日焼けの要因となるのはUV-B(中波長紫外線)とUV-A(長波長紫外線)とされる。

 UV-Bは赤くなる急性の日焼けである「サンバーン」と、後に皮膚を茶色や黒に変化させる「サンタン」を引き起こす。

「サンタンは数日後から生じ数週〜数カ月続くこともあります。日焼けからシミになったのであれば、皮膚科での治療が必要になります」(船坂教授)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い