「マイボーム腺機能不全」の適切な治療で目の不調が改善される 初のガイドライン登場

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 MGDは加齢とともに患者数が増えることが複数の研究で示されている。日本で6~96歳を対象に調査した研究(population-based study)では、40代で21.6%、50代で32.8%、60代で41.9%、70代で48.4%、80代で63.9%だった。

 また、アジア人に多く、リスク因子としては「パソコンやスマホの作業時間が長い」「喫煙」「ソフトコンタクトレンズ装用」「緑内障点眼薬の投与」「糖尿病」「脂質代謝異常」「高血圧」「甲状腺機能亢進症」などがわかっている。

「現在、2つの内容に該当すればMGDと診断されます」と言うのは、ガイドラインの作成委員会委員長で、お茶の水・井上眼科クリニック院長の天野史郎医師だ。

「ひとつは、自覚症状。目の不快感、異物感、乾燥感、圧迫感、疼痛、灼熱感、流涙、眼精疲労、かゆみ、目やになどです。もうひとつは、マイボーム腺を強く押して油が出るか、あるいは油の質です」(天野医師)

 自覚症状だけでは、別の疾患の可能性もある。前述の通り、MGDはドライアイの原因になるが、ドライアイには涙不足タイプと、油不足タイプがあり、涙不足に対してだけ治療が行われると、MGDが関連する油不足はそのままなので、症状がそれほど改善しないこともある。

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