しみ、しわ、たるみが目立ち…糖尿病の人はなぜ早く老けるのか?

公開日: 更新日:

 ちなみに、紫外線やストレスなどの刺激はAGEの産出に拍車をかけ老化を早めるという。

 AGEは全身のコラーゲン線維に蓄積するが、目で確認できるのが皮膚だ。皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層でできていて、特にAGEがたまりやすく老化しやすい場所は、表皮と真皮を支えるコラーゲン線維であることがわかっている。

「ただ、表皮は1カ月余りで入れ替わるためにAGEの蓄積量が少なく目立ちにくいのですが、皮膚の奥底にあって主に肌の形を下から支える柱となっている真皮のコラーゲン線維は新陳代謝するのに平均14~15年かかる。それだけ真皮はAGEが蓄積しやすいため、老化が現れやすいのです。なお、顔は、紫外線などによる『酸化』と『糖化』が同時に起きる場所です。老化が目立つのは仕方がありません」

■フライドポテトは要注意

 抜け毛や髪の毛の質もAGEが関係するという。年をとっても若々しくいたい糖尿病の人は、健康な人以上に「酸化」と「糖化」に気をつける必要がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性