声のかすれが長く続く…声の専門クリニックを受診してみた

公開日: 更新日:

「特に、声の周波数を検知して閃光を照射し、発声中の声帯振動をスローモーション像にする喉頭ストロボスコピー検査は、非常に速く細かい声帯の振動を観察するのに外せません。複数の発声条件で、声帯波動の左右対称性、規則性、声帯全面の微小な病変を検出します。また、喉頭内視鏡では、声帯の振動、閉鎖がどうなっているか、喉の動きや左右差、声帯の微小病変の精査をします」

 許斐院長の患者で多いのは、「声帯の構造は正常(器質的疾患がない)で、機能に異常がある」「構造・機能は正常にもかかわらず、声の不調を伴う」ケースだという。発声や発音の専門家である言語聴覚士の指導のもと、声のリハビリ、発声や発音練習・声帯注射などが治療の中心となる。

「発声の仕方に問題があって声の不調を抱えている人では、ちょっとしたコツを身に付けることで、声がずいぶんと変わります。1回でリハビリの成果を感じる人も少なくありません」

 気になる人は、「音声専門」「ボイスクリニック」などを標榜している医療機関を受診してみてはどうだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情