篠山紀信さんも坂田利夫さんに続き…27年間で8.3倍増の「老衰」とは穏やかな最期なのか?

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 では、なぜ、老衰は増えているのか?

 医学の進歩により「病気」で亡くなる人が減り、天寿を全うする人が増えてきたのも事実だが、それだけではない。かつては、死亡欄に死因不明の老衰と書くのを医学の敗北と考える医師が多く、「心不全」などともっともらしい病名を書いた。しかしその後、死亡診断書記入マニュアルに、世界保健機関(WHO)のルールを理由として「(死亡の原因の欄には)疾患の終末期の状態としての心不全、呼吸器不全等は書かないようにします」との注意書きが加わった。

「しかし、もっとも大きな理由は、本人も家族も老衰を望むようになったことです。苦しむことなく穏やかに旅立った、十分に生き切った、との思いが老衰にはある。むろん、医師は死因に虚偽を書くことはできませんが、85歳以上では基本、原死因に老衰と書くことが多いように思います」(山中院長)

 今後も老衰は増えていくだろう。しかし、イメージするような穏やかな最期を迎えさせるには、看取る側もより良い死を迎えるための勉強が必要だ。

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