働き世代 がんになったらお金はどうする~会社員編~(2)頼りになるのが傷病手当金

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 加入している健康保険組合によっては、組合独自の「付加給付」が利用できる場合があります。Aさんのケースでは、加入している健康保険組合で、1カ月の医療費の上限が3万円。高額療養費の利用で医療費が9万円/月に抑えられていましたが、健康保険組合の付加給付の利用で、「9万円-3万円」の差額6万円が数カ月後Aさんの口座へ振り込まれることとなりました。

 付加給付は健康保険組合によって名称、金額、時期などが異なり、また付加給付がない健康保険組合もあります。加入されている組合に確認してみてください。

▽黒田ちはる 看護師としての経験を生かし、看護師FP(R)としてがん患者の家計相談に乗る。黒田ちはるFP事務所代表、一般社団法人患者家計サポート協会代表理事。著書に「がんになったら知っておきたいお金の話」。

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