著者のコラム一覧
根津良幸埼玉医科大学客員教授

株式会社One tо One福祉教育学院代表取締役、埼玉医科大学客員教授。近著に「写真と動画でわかる!埼玉医大式力がいらない介助技術大全」(講談社)。YouTubeチャンネル「根津式介護技術」

ベッド編(3)捻転の動きを利用すれば簡単に寝返りさせられる

公開日: 更新日:

 長期間、ベッド上での安静が必要な人で気を付けたいのが「褥瘡=床ずれ」だ。

 寝たきりなど長時間同じ姿勢で横になっていると体の一部に圧力がかかり続け、その部分の皮膚に十分な血液が行き渡らず傷になりやすい。

 とりわけ骨が出っ張っているお尻の仙骨部や太ももの付け根にある大転子部、かかとは圧迫を受けやすいため、定期的に体位を変える必要がある。

 力がいらない根津式介護技術を開発した根津良幸氏が言う。

「人間の筋肉は、『屈』『伸』『捻転』という3つの動きしか行えません。体に不自由があり介助を必要とする人の中には、屈伸の動作ができない人も少なくない。ですが、筋力が低下して筋肉が痩せ細ったとしても弾力性は残っているので、捻転の動作は維持されます。その動きを利用すれば、力いらずの寝返り介助が行えるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か