耳掃除には要注意! 耳の中がカビだらけになる「外耳道真菌症」の危険あり

公開日: 更新日:

 耳掃除が日々の習慣になっている人は少なくない。ただ、こすりすぎて耳の中が傷つくと、カビが繁殖して思わぬトラブルにつながるリスクがある。自治医科大学付属さいたま医療センター耳鼻咽喉・頭頚部外科教授の吉田尚弘氏に聞いた。

  ◇  ◇  ◇

「外耳道真菌症」という耳の病気がある。「外耳道」と呼ばれる耳の入り口から鼓膜を結ぶトンネル内に、空気中に存在するカビ(真菌)が繁殖することで発症する。

「皮膚は体の部位によって厚さが異なり、中でも『外耳道』は厚さが0.1~0.2ミリと非常に薄い。綿棒や耳かきで過度にこすると傷がつき、皮膚のバリアー機能が低下してジクジクとした滲出液が出ます。さらに外耳道の奥には鼓膜があり、行き止まりになっているので、換気が非常に悪い。カビにとって好条件となる高温多湿な環境がつくられることで、空気中のカビがすみ着いて繁殖していくのです」

 耳の強いかゆみや痛みの症状が現れ、耳の中を診察すると白いカビの菌糸や黒い胞子が綿花のように付着しているのが見えるという。さらに、耳がかゆいからといって綿棒で繰り返しこすると、胞子はさらに耳の奥へと押し込まれて鼓膜の表面を塞ぎ、耳閉感や聞こえの悪さを引き起こす。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず