著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

サバ+αで元気に暮らす(3)ニラをプラスして骨を強化するパワーを高める

公開日: 更新日:

 サバを手軽に取り入れるために、重宝するのが「サバ缶」。生のサバも十分、栄養豊富ですが、サバのパワーを根こそぎ取り入れるためにおすすめなのがサバ缶なのです。

 サバ缶の魅力は、骨や皮もあますことなく加工されていること。やわらかくなった骨も食べることができるため、生のサバや焼き魚と違って、はるかにカルシウム量が多いのです。さらに、カルシウムの吸収を助ける働きがあるビタミンDの含有量も豊富。骨を強くするために必要な要素を一気に摂取可能なサバ缶は、加齢によって増加する骨粗しょう症の予防にはうってつけです。

 サバは、筋肉や骨をつくるために重要なタンパク質も多く含まれています。筋肉や骨、関節などに障害が起きて、走ったり歩く機能が低下するロコモティブシンドロームの改善にも、サバ缶は大いに貢献します。

 薬膳面からサバの骨を強化するパワーを高めるために、食べ合わせとしておすすめしたいのが「ニラ」です。

 中医学では、骨は老化をつかさどる臓器「腎」との関わりが深いと考えます。腎は骨を養うため、働きが低下すると骨がもろくなり、折れやすくなってしまいます。また腰が曲がったり、腰痛などを引き起こします。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波