著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

がんの4割がアルコール消費と関係? 米国がん協会の新たな研究結果に騒然

公開日: 更新日:

 酒は百薬の長という言い方もありますが、米国がん学会が「がんの4割がアルコール消費と関係している」という研究結果を発表し、波紋を呼んでいます。

 研究では、全てのがん症例の4割が「変更可能な危険因子」に関連していると推定。変更可能、つまり私たちが自分自身で変えることができる危険因子のことですが、その中でもアルコール消費は最も顕著なものだといいます。

 中でも頭や首のがん、食道がん肝臓がん、結腸・直腸がん、乳がん胃がんがアルコール摂取と関連しています。西洋ではこうしたがん診断の20件に1件がアルコール摂取によるものだといいます。

 また成人初期および中期で頻繁にまたは定期的に飲酒した人は、高齢になってから結腸・直腸がんのリスクが高くなるという調査結果もあります。

 筆者も含めお酒好きな人には頭が痛い内容ですが、むしろこれを前向きに捉えてほしいと米国がん学会はコメントしています。というのも、危険因子としてのアルコールは、消費が多ければ多いほど危険度が上がる、つまり量を減らせばいいということになります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然