急増する「リンゴ病」は大人も危ない…妊婦は特に要注意 東京都は警報レベルに到達

公開日: 更新日:

 小さな子どもがいる家庭は要注意だ。東京都内で先月17日までの1週間に報告された「リンゴ病」の患者数は、1医療機関あたり1.93人で、警報レベルに達したという。

  ◇  ◇  ◇

「当クリニックでも、例年ほとんど見られなかったリンゴ病の患者さんが、今年に入ってから急増しています」

 こう話すのは、「五良会クリニック白金高輪」の五藤良将理事長だ。

 通称“リンゴ病”こと「伝染性紅斑」は、発熱、咳、鼻水といった風邪と似た症状が現れた後に、頬がリンゴのように赤くなり、やがて腕や足にレース状の発疹が見られる感染症だ。ヒトパルボウイルスB19が原因とされ、飛沫や、感染者が触れた物を介して感染する。一度感染すると生涯免疫を得られるため、再感染は非常にまれだという。

 患者の多くは9歳以下の子どもが占めるが、大人が感染するケースもまれではない。大人の場合、子どものような高熱や、リンゴ病で典型的な頬の赤みは見られにくいという。なかでも大人で特徴的なのが「関節痛」だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった