40歳以上の20人に1人が発症する「緑内障」…3つのよくある間違い

公開日: 更新日:

「しかし緑内障が進行すれば、見える範囲がどんどん狭くなりやがて視力を失います。緑内障は我が国の中途失明原因の第1位です」

白内障と混同しているケースも

「緑内障は、手術で見えるようになる」──。これも間違っている。

「間違っている理由として主に2パターンがあります。ひとつは緑内障と白内障を混同しているパターン。緑内障は視神経が障害される病気で、白内障は水晶体が濁る病気です。緑内障の治療は眼圧を下げて進行を抑えることが目的で、元の見える状態に戻すことはできません。一方、白内障は濁った水晶体を取り除き、眼内レンズに換えることで、視力を取り戻せます」

 もうひとつは、緑内障と白内障を併発していて、白内障手術で見えるようになったことを、「緑内障も治った」と勘違いするパターン。

「視力は取り戻せても、視野が欠けている状態は変わりません。だから緑内障の治療を継続しなければならない。ここでやめてしまって、何年後かに、視野欠損がかなり進んだ状態で再来院される患者さんもいます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  2. 2

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  3. 3

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  4. 4

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  5. 5

    ソフトB風間球打にはイップス疑惑…昨季のプロ野球“女性スキャンダル三羽ガラス”の現在地

  1. 6

    高市総裁は就任早々から人事で大混乱…女性応援団たちに“麻市内閣”ポストの目はあるのか?

  2. 7

    一発退場のAぇ!group福本大晴コンプラ違反に「複数人関与」疑惑報道…旧ジャニ“インテリ”枠に敬遠の風向き

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  5. 10

    くも膜下出血で早逝「ブラックモンブラン」41歳副社長の夫が遺してくれたもの…妻で竹下製菓社長が告白