血圧対策はピーナツと果汁100%ぶどうジュースで…専門医が推奨

公開日: 更新日:

 まず、渋皮ごと食べること。渋皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれている。渡辺医師の勧めでピーナツを食べ始めた人から「食べても血圧は下がらなかった」と報告された。よくよく聞くと、渋皮を取って食べていた。渋皮ごと食べるように変えたら、血圧に変化が見られた。

 次に、素焼きで味付けなしのピーナツにすること。揚げて塩味がたっぷりついたピーナツでは、逆に血圧を上げてしまう。

 すぐにできる血圧対策としてもうひとつ、果汁100%ぶどうジュースがある。渡辺医師が果汁100%ぶどうジュース、果汁10%ぶどうジュース、果汁100%オレンジジュース、焼き芋を取り、それぞれの血圧変動を調べた。ジュースは朝昼晩各200ミリリットル、焼き芋は朝昼晩各200グラム。ぶどうジュース、オレンジジュース、焼き芋いずれも塩分排出作用のあるカリウムを多く含んでいる。

 結果、ぶどうジュースだけが唯一はっきりした血圧低下がみられた。ぶどうにはポリフェノールが豊富で、これが血管拡張作用がある一酸化窒素の産生を促しているからでは、と渡辺医師は考えている。

 血圧対策は日々の食生活での減塩が基本の“き”だが、時には遊び心を持った対策もいいのでは?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か