(4)高齢者のサギングアイ症候群…手術で治り、人相が良くなるケースも

公開日: 更新日:

「この症候群はゆっくりと進行し、高齢になるほど増加します。しかし、気づきにくいため潜在患者さんが多いと思われます。診断の助けとなるのが、患者さんの顔貌です。サギング・ライク・フェース(Sagging like Face)と呼ばれている特有の顔つきで、上まぶたのくぼみ、眼瞼下垂(上まぶたが下がって見えにくくなる)、下まぶたのゆるみなどが特徴です。高齢者に多い顔つきですが、それだけ多い可能性があります」(後関教授)

 治療は手術とプリズム眼鏡(屈折を調整する眼鏡)があります。どちらを選択するかは斜視の状態によりますが、60%は手術となります。

「手術は患者さんの状態によって術式を選択して行います。従来は手術ができなかったものでも『段階的垂直直筋切腱術(GVRT)』という術式で可能になりました。私がこれまで行った手術では全例に効果があり、複視が治りました。ただ、13.4%は再手術となりました。患者さんに合わせた治療法を選択することが重要です」(後関教授)

 後関教授の臨床経験では、96歳の男性が手術で複視が治り、人生が楽しくなったと喜ばれたことがあったそうです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」