著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

病床から見えるさまざまな家族の形…なぜ政府は虚構モデルに執着するのか

公開日: 更新日:

 映画「パピヨン」(1973年)は、無実の罪を着せられ終身刑となったパピヨン(スティーブ・マックイーン)が最後に絶海の孤島から脱獄する……という、実話に基づく超絶名画ですが、主人公と固い絆で結ばれた親友のドガ(ダスティン・ホフマン)とのことを思い出しました。徹底的に打ちのめされた状況でも希望を捨てず、支えあい、活路を見いだす生きざまは荘厳とも言えます。人が人に寄り添い、支えあって生活する。これは力であり、資産と言えます。

 昔は同性の愛情が最も崇高と考えられていた、というのが少しは理解できた気がします。

 いつの時代か、権力の都合で大衆に押しつけた虚構をいつまでたっても金科玉条、唱え続ける愚に、エライ人たちにも気がついてほしいものです。

【連載】医療のミカタ 医療のフシギ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?