著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「ホット・システム」と「クール・システム」を知れば誘惑に勝てる

公開日: 更新日:

 例えば、「今は我慢して、もっといい結果を手に入れよう」といった判断ができるのは、このシステムのおかげというわけです。

 理性的で計画的な選択を支える存在とも言えるでしょう。

 意志の力は、この2つの心の仕組みがどうバランスをとるかによって左右されます。

 ホット・システムが優位になれば、衝動的な行動が前に出てしまいますが、クール・システムがうまく機能すれば、自制がききます。

 スタンフォード大学で行われた、子どもの自制心と将来の成功との関連性を調べる「マシュマロ実験」という、有名な心理学実験があります。

 これは、子どもにマシュマロを1つ与え、「15分間待てばもう1つあげる」と伝え、その間、子どもを部屋に残し、マシュマロを食べるのを我慢できるかどうかを試す実験でした。この実験も、ホットとクール、2つのシステムのせめぎ合いを観察したものです。

 では、どうすればクール・システムを鍛え、衝動に流されにくくなるのか……気になりますよね。

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