(22)今後どれくらいの費用が必要になるのか、見当もつかなかった

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 母が認知症専門医院の閉鎖病棟に移ってからしばらく経った。どう過ごしているのかまったく知る術もなかった。私は地域包括支援センターと連絡を取りながら、介護申請の準備を進めた。ケースワーカーからは、薬の調整も進み精神状態が落ち着いてきたこと、そろそろ退院とその後の生活について考えるべき時期にきたと連絡があった。

 包括の担当者が母の様子を確認しにいってくれた。母は要支援と要介護の境界線あたりにいるのではないかという印象を受けたという。

 予想外だった。母がもう要介護状態だろうと思っていたのだ。計算が狂うかもしれない。

 要介護認定とは、どの程度の介護が必要かを判定する制度で、要支援1、2と要介護1~5に分けられる。要支援は「自立を促す支援が必要な状態」とされ、利用できるサービスはかなり限られている。

 一方、要介護に認定されると、ケアマネジャー(ケアマネ)という専門職が担当につき、より幅広い介護サービスを受けることができる。介護プランを作成し、必要なサービスの手配をしてくれるケアマネの存在は、今後の母にも私にも、また実家で母を待っている父にとっても、今後の生活を成り立たせていくために絶対に必要だ。

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