東大病院が新年から祝日開院…2026年は本格的な医療崩壊の年か

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<b>■赤字の要因は物価高と人件費</b>

 しかし、これで病院の経営は改善するのだろうか。

 医師であり医療経営の専門家として知られる中央大学大学院の真野俊樹教授はこう話す。

「3%の本体増額は最近では破格ですが、これで医療界はバラ色とは言えず、真っ暗でもない。これで病院経営が一気に上向きになるかどうかといえば、それほどでもないでしょう」

 大学病院なら、すでに抱えている赤字幅が数十億円に上っているところが少なくなく、この上げ幅では赤字を解消するのは難しいだろう。

 2024年度の一般病院(大学病院を含む、20床以上の病床を持つ医療機関)では、入院・外来といった収益は約45億円だったが、かかった費用は約48億6000万円で3億円以上の赤字となった。

 昨年は一般病院の73%が赤字だった。

 赤字の要因はいくつもある。


 まず、近年の物価高と、医師ならではの高い人件費がある。人件費を下げようとすれば、他の病院に医師が流れてしまい、これには容易に手を付けられない。

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