性感染症「尖圭コンジローマ」の再発を防ぐ治療法は? イボができ、大きくなったり増えたり…
実は尖圭コンジローマは、感染を予防する術がある。HPVワクチンの接種だ。
「原因ウイルスであるHPVは200以上の型があるのですが、尖圭コンジローマの原因の95%はHPV6型、11型であることが判明しています。HPVワクチン接種で、これらの型への感染を防げます。つまり、発症しないようにできるのです」
「HPVワクチンは、子宮頚がん予防のために女性が打つもの」と思っている人もいるかもしれないが、それは誤解だ。子宮頚がんだけでなく、尖圭コンジローマ、同じくHPVが原因となる肛門がん、外陰部の前がん病変、膣の前がん病変の予防にもなる。接種部位の痛み・腫れ、まれに発熱といった副反応もあるものの、接種を検討する価値はある。
HPVワクチンは男女問わず、性交渉未経験のうちに接種することが望ましい。性交渉未経験の子どもや孫がいれば、ぜひ検討を。性交渉経験がある人も、感染していないHPVの型への予防として接種する意義がある。
日本では男性は定期接種の対象外(年齢問わず全額自己負担)。費用は、約9万~10万円になる(9価ワクチンを3回接種した場合)。ただし、小学6年生から高校1年生の男子に対し独自の助成制度を設けている自治体も多いので、各自治体のホームページや窓口で確認するといい。
正しい知識を持つことが、自分とパートナー、さらには子どもや孫を守る第一歩になる。


















