日本酒の伝道師セレクトの極上の杯を受ける

公開日:  更新日:

■やきとり雅 荻窪

 木枯らしの東京を中央線の車窓から眺め、荻窪駅で下車。西口から青梅街道を左へ歩くこと約7分、環八の少し手前の左側路地に真新しい白い看板を見つけた。この夏、西荻から移転してきた日本酒の名店「やきとり雅」である。

 肌寒い冬、熱燗飲むなら今でしょと階段を駆け上がって2階へ。路面店で、人懐っこい雰囲気だった以前と違い、白木の内装のモダンな雰囲気にちょっとたじろぐ。靴を脱いでいたら、「いらっしゃ~い」と懐かしいダミ声が聞こえてきた。ワインのソムリエのように、全国の日本酒に通じ、つまみにあったセレクトをしてくれる店主の雅さんこと筒井治雅氏だ。

 挨拶のあと、カウンターに腰を落ち着けて、まずは「今月のサービス」と壁に張ってある多賀秋の詩600円をお願いする。目の前に恭しくグラスを置いた雅さんは、トクトクとあふれんばかりに酒を注いでくれた。グラスを置いたまま、顔を近づけて、ツツーッとひと口。実にまろやかである。うっとりするような酔いが、全身に広がっていく。これはたまらない。目を開くと、待ってましたとばかりに雅さんの口上が始まる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  2. 2

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    「ストライクが入らない」フランスアは高知で泣いていた

  5. 5

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  6. 6

    首相の姓を? 永田町に飛び交う新年号に「安」採用プラン

  7. 7

    辺野古「県民投票」不参加表明 沖縄県“アベ友”5市長の評判

  8. 8

    “第2のサンゴ虚報事件”で思い出す安倍首相の朝日新聞批判

  9. 9

    広島・誠也が打点王宣言も “新3番”長野に丸の代役務まるか

  10. 10

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

もっと見る