魚河岸で40年、目利き主人の初鰹にうなる

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■はなふさ 築地

 日本一の魚河岸のある築地周辺は定食に寿司、居酒屋、レストランと魚介料理を自慢とする店がひしめいている。今宵の河岸は、市場の仲買人をして「旬の魚を今が食べ頃という時に食わせてくれる」と言わしめる店。地下鉄築地駅から隅田川方面へとそぞろ歩き、7丁目の路地裏にある「築地 はなふさ」だ。

 カウンターに座り、瓶ビール(大)710円を頼むと、酒とともにお通し430円が運ばれてきた。この日は、いずれも今が旬のホタルイカとシラスの釜揚げの2点盛り。ホタルイカに箸をつけると、プリップリの身がはじけ、濃厚な味噌がジュワッ。程よい酢味噌と相まって、至高のハーモニーを奏で始めた。ビールで喉を鳴らし、お代わりを頼んで、シラスをつまむ。こちらはふわりと軽やかで、塩加減もよく、春の海が目の前に広がっていく。
 聞けば、店主の小野寺利光さんは生まれも育ちも築地という生粋の地元っ子。魚河岸は子どもの頃からの遊び場で、学生時代に魚河岸でアルバイトに励み、料理人歴約40年!

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