花街の美しき芸妓たちの夢の後先…

公開日: 更新日:

■品川亭 西新宿

 新宿は中央公園を抜け、十二社通りを渡った西新宿4丁目の一角。かつて角筈十二社(つのはずじゅうにそう)と呼ばれ、明治時代から昭和の中頃まで花街として栄えたエリアである。昭和初めの最盛期には100軒以上の料亭や置き屋が軒を連ね、300人以上の芸妓で賑わったそうだ。

「外を歩けば、どこからともなく三味線の音が聞こえてきたものです」
 と言って、品川ちかさんは遠くを見つめる。角筈十二社の路地裏にひっそりとたたずむ「品川亭」の女将。旅籠(はたご)のごとき縄のれんの引き戸、れんがの敷かれた床、酒樽を使った椅子、そこかしこに飾られた七福神の置物と、往時を彷彿とさせる店内は、時が堆積し、その空気まで実に艶(あで)やかだ。

「ここは『錦水』という料亭の離れとして使われていたんですよ。それを大正時代のイメージに改装したんです。今は埋められてしまいましたが、裏に弁天池という池もありましてね。それは風情があったんですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石人気は萌歌→萌音に…女優姉妹で“逆転現象”のナゼ?

  2. 2

    尾身会長「系列病院」にコロナ患者受け入れ“後ろ向き”疑惑

  3. 3

    無能クズっぷり全国トップの吉村知事が「評価」される怖さ

  4. 4

    危機感なき菅首相に尾身会長“ブチ切れ” 会見でアテこすり

  5. 5

    東京五輪「中止」正式決定へ“秒読み”…デッドラインは2月

  6. 6

    吉岡里帆“貪欲さ”でアンチを味方に 沢尻エリカ逮捕が転機

  7. 7

    ステージ4が無実化…見捨てられた「緊急事態」5つの自治体

  8. 8

    前田敦子の全米進出に勝機 カギを握るは濃厚ベッドシーン

  9. 9

    五輪選手村なぜ活用しない? コロナ感染者2日連続2千人超

  10. 10

    菅首相「2月下旬から開始」ワクチン接種の甘すぎる目論見

もっと見る