「経済苦」が減って…自殺理由「仕事疲れ」が急増の深刻背景

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 昨年1年間の全国の自殺者は2万5427人。一時は3万人超だったが、1998年以前の水準にまで減った。「経済・生活」が理由の自殺は09年比51%もの減だった。

 一方で見過ごせないのは、「仕事疲れ」による自殺の急増である。685人で昨年より36人増。「経済苦」は減っているわけだし、大手企業中心に給料が微増だから、職場は和やかな雰囲気になりそうなものだが、いったい何が起きているのか。

 人事コンサルタントの菅野宏三氏が言う。

「良くも悪くも景気が変わる節目は、職場環境に“異変”が起きやすい。仕事が忙しくなり、上司の口調や顧客の扱いなど仕事のやり方が、荒っぽくなる。今回のように、景気が上向けば、ここぞとばかりに儲けようと、『イケイケどんどん』で高い目標をぶちあげる。例え賃金が上がっても、仕事のノルマについていけず、ストレスがたまるのです。うつ状態でなくても、突発的に電車に飛び込むケースは増えます」

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