【伊藤海苔店】海苔ひと筋 作り手の顔が見える

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 東京・築地を拠点とする日刊ゲンダイが毎週末、地域密着型の粋な情報を紹介する「築地新聞」。今回は場外市場の「かどっこの海苔屋さん」でお馴染みのこちら。

 波除通りと築地東通りがぶつかる角に店を構え、軒先の電柱広告「伊藤海苔店ここ」が目印。終戦直後から現在の場所で商いをしていて、「昔はドライブスルーのような感覚で立ち寄る板前さんたちが、何百枚単位の海苔の束をササッと買っていったそうです」。

 店舗面積1坪強と、お世辞にも広いとは言い難くても、海苔に対する思いはと~ってもアツイ!4代目見習い中の伊藤信吾さん(30)は、こう言います。

 東京・両国で海苔の卸問屋として産声を上げたのは1926年。昭和元年のことでした。初代の目利きぶりは同業者の間でも一目置かれ、「海苔問屋の伊藤海苔店」といえば誰もが知る存在、規模も関東で指折りだったそう。もっとも信吾さんの曽祖父にあたる初代は、信州下諏訪の出身。山あいで育ったのに、なぜ海苔屋さんに?

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