【そば処 築地長生庵】「冷やし鴨南蛮」生み出した初代の遺志

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 東京・築地を拠点とする日刊ゲンダイが毎週末、地域密着型の粋な情報を紹介する「築地新聞」。今回は、朝も昼も夜も築地っ子が集まるこちらです。

 1972年創業、今はなき築地のそば店「長寿庵」から独立した先代の松本好生さんが、「地元で愛されるそば屋」を目指して始めたこちら。朝昼晩と、お客さんが途切れることのない人気店で、ランチ時は行列も当たり前。一杯ひっかけて気持ち良さそうになっている魚河岸のオッチャンや近所のおばさん、界隈のビジネスマンが入れ代わり立ち代わり訪れます。

 1年前に初代が亡くなり、現在は写真左から長男の松本聰一郎さん(40)と母親の照代さん(65)、次男の憲明さん(38)の3人が一丸となって、切り盛りしています。

 そば粉は北海道産と長野産のブレンド。もち豚がドドーンと鎮座したカレー蕎麦(1300円)や、趣向を凝らした鮪赤身漬け丼(1050円)など新しいメニューも増えていますが、何といってもおすすめは、先代が考案したレシピで作る冷やし鴨南蛮(1350円=写真)。ちょいと山椒をかけてから、炒めた鴨とナス、長ネギと一緒にそばを手繰れば、もう箸は止まりません。

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