うつ状態の深刻化を医師が指摘 「朝型勤務」はこんな危険

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 仕事を効率的に片付けるために、1、2時間早めに出勤するサラリーマンは少なくない。こうした「朝型勤務」は健康的なイメージがあるが、そこに一石を投じる民事訴訟が行われている。関西在住の女性(45)が10年前に自殺した夫の元勤務先を訴えているのだ。

 夫は金融機関に勤め、連日午前6~7時台に出勤。時間外労働が最長で109時間に及び、過労自殺した。女性は夫の勤務先に賠償を求める裁判を起こし、1審では勝訴したが、2審で敗訴。現在上告中だ。

 夏になると早めに仕事に取りかかろうというサラリーマンが増えるが、そこには落とし穴が待ち構えている。「医療法人社団すずき病院」理事長で精神科医の坂本博子氏が言う。

「朝型勤務で仕事がはかどる人がいる一方で、うつ状態に陥り、命を絶つという悲劇も起きています。原因の多くは睡眠不足。早朝から働き始めながら夜も残業に追われる“残業サンドイッチ”になった結果、“このきつい状態がずっと続くのか”“自分は生きる価値がない”と絶望的になってしまうのです。会社を辞めればいいのだけど、精神的に追い詰められた人は“退職したら家族に迷惑がかかる”と我慢し、最悪の結末を迎えてしまいます」

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