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アポロチョコが転じて…国民的お菓子「きのこの山」誕生秘話

 板チョコやチョコバーが全盛だった1975年、ユーモラスな見た目のチョコスナックが売り出された。焼き菓子とチョコレートを組み合わせた商品は、ポッキーぐらいしかなかった時代。チョコの傘とクラッカーの軸をひとつにした「きのこの山」はモーレツに売れた。

「具体的な数字は残っていないのですが、お菓子の新製品の販売記録を塗り替えたと聞いています。製造ラインがあった大阪工場には、営業担当者から納品を催促する電話がじゃんじゃん入った。工場はフル稼働でラインも増やして対応。それでも間に合わないほどだったようです」

 株式会社「明治」の菓子商品開発部・森永寛さんが言う。

 時代は高度経済成長期。暮らしの欧米化に伴って、お菓子もスタイリッシュになり、英語の名前が当たり前だった。そんな流れに逆らう純和風の名前、ユーモラスな形状、里山をイメージしたパッケージ……。「きのこの山」の発売に際し、社内では慎重に議論が重ねられたという。

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