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売上げ過去最高へ 旅館朝食がヒント「のりたま」長寿の理由

 丸美屋食品工業の「のりたま」は、ふりかけの超ロングセラー商品。今年、発売55周年を迎える。

「画期的な商品をつくろう」。その掛け声のもと寄せられたアイデアが「たまご」と「海苔」を使ったふりかけだった。ヒントとなったのは旅館の朝食だ。当時、たまごと海苔はぜいたく品。それを家庭でも手軽に楽しめるようにとの思いから、1960年「のりたま」は誕生した。鶏卵は良質なタンパク源で栄養的な価値も文句なし。ふりかけといえば魚(魚粉)の時代に、常識を覆すユニークな商品は早速人気を集めた。

 もちろんおいしさも高く評価された。開発は試行錯誤の連続だったが、たまごと合わせる素材の選定によりサクサクな乾燥たまごの顆粒化に成功。他社が簡単にはまねできないレベルの技術と味は市場において圧倒的な強さを発揮した。

 マーケティングも見事だった。63年からテレビアニメ「エイトマン」の番組スポンサーになり、CMを投入。話題沸騰の中、エイトマンシールをおまけにつけると子どもたちが殺到し、大ブレーク。倍々ゲームの勢いで売り上げを伸ばし、人気を不動のものにした。

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