二極化する子供の運動能力 教育専門家は“親のミエ”指摘

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 スポーツ庁が調査した昨年度の「体力・運動能力調査」によれば、11歳男子の握力とソフトボール投げを除くと、ほとんどの年齢、項目で運動能力の向上傾向が見える。過去最高を記録した年齢や項目も少なくない。

 ところが、文科省の委託を受けた埼玉県医師会が県内の幼稚園から中学生までの1343人を対象に、運動機能の指標となるロコモティブシンドロームのチェックを行ったところ、約40%に機能不全の兆候がみられたというのだ。どちらが事実なのか。

 大阪産業大客員教授の八幡義雄氏(初等教育)が言う。

「運動能力も二極化しているのです。サッカーのスペインリーグ出身の久保建英選手や女子アイススケートの本田真凜選手らはともに15歳で世界で活躍するスター選手。2人のように運動能力を伸ばす子はどんどん伸ばし、ダメな子はすぐあきらめてまったく伸びていません。それで、平均を取ると緩やかな右肩上がりになるのですが、個別に調べると下位グループの能力低下がひどいのです」

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