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今年30周年 アサヒスーパードライは5000人嗜好調査が原点

「アサヒスーパードライ」は、言わずと知れたビールのトップブランドだ。1987年3月に日本初の辛口・生ビールとして発売以来、絶大な支持を獲得。累計販売数量は37億箱を超える。

 はじまりは5000人調査だった。80年代半ば、アサヒビールの市場シェアは10%を割り込んでいた。その危機的状況をひっくり返したのが消費者志向の商品開発。

「ビールは苦くて重いが当たり前となっているが、果たして実際の嗜好はどうか。東京と大阪で消費者5000人の嗜好調査を実施すると、じつは口に含んだときのうまさや、すっきり飲みやすい爽快感のあるビールを求めていることが分かった」(マーケティング第一部次長の松葉晴彦氏)

 つまり、苦味ではなくコクとキレ。まずは86年に新しく「アサヒ生ビール(通称コクキレビール)」を発売すると大反響。シェアも上昇したが、ここで満足しなかったからこそいまがある。ビールの嗜好の変化は、肉や揚げ物などが増えたことも一因。となれば、今後はもっとすっきりしたものが好まれるようになるはず。どん底の会社が守りの姿勢ではダメだと、一歩先を見据えてさらなるコクキレを追求。

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