覚えてる? 今はなき「火の用心の歌」CMが訴えた防災意識

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 防災週間を迎えて公的統計・調査会社「インテージリサーチ」が、全国1万人を対象に防災に対する備えをアンケートしている。

 東日本大震災直後は国民の防災意識も高まったが、現在、4人に1人は防災用品として備蓄しているものは“ひとつもない”というショックな結果。特に20代男性の39%は備えナシだった。全体平均では「水」を備蓄している人が57%いたが、裏を返せば約4割が水すら用意していないことになる。

 そこで思い出すのは、「戸締まり用心、火の用心」と連呼していたあのCMだ。日本船舶振興会(現・日本財団)がボートレースの収益で放映していたイメージCMで、笹川良一会長(95年没・享年96)が高見山を従えて防災を呼びかけていた。

 決めゼリフの「一日一善」や「人類、みな兄弟」で覚えている人も多いだろう。ボートレースと防犯は一見関係ないように思えるが、笹川会長が日本防火・防災協会の会長も兼ねていたことからこのCMにつながっている。笹川氏は一般的に右翼の黒幕として功罪相半ばする人物とみられているが、実は小学校しか出ていない。その一方でノーベル文学賞の川端康成さんとは同い年の幼なじみで、親友の間柄でもあった。

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