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田丸昇
著者のコラム一覧
田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

中原誠と米長邦雄 2人の天才に共通する不遇な子供時代

 中原誠十六世名人(70)と4歳年上の米長邦雄永世棋聖(享年69=2012年没)は、タイトル戦でかつて何回も対決した名ライバルだった。両者の人生と勝負について、5回にわたって連載する。

 後者の米長は1943(昭和18)年に山梨県増穂町(現・富士川町)で生まれた。将棋は4歳で覚えた。6歳年上の長兄はアマ名人戦の全国大会に出場したほど強く、そんな環境で上達した。

 12歳のときに地元の将棋大会に参加し、東京から審判で来ていた佐瀬勇次七段に指導対局を受けた。結果は米長が敗れたが、佐瀬は少年の並々ならぬ才能に驚いた。

 佐瀬は米長の両親に「息子さんをプロの将棋の世界に進めさせてほしい」と強く勧めた。米長の父親は、よくわからない世界に年少の子どもを入れることに不安を感じた。当初は頑として断った。

 将棋を愛好した地元の実業家は後日にその話を聞くと、将棋界と棋士がどんなに素晴らしいものかと父親を説得した。そして「息子さんが東京で修業する場合、生活費と学費は引き受けます」と申し出た。

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