田丸昇
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田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

将棋を弟子に勧めた隆の里親方が「強くなる」と言った少年

公開日:

 大相撲の名古屋場所が行われていた7月12日の4日目。中入りの取組のときに館内にどよめきが起こり、多くの観客がある升席に向かって視線を送った。

 6月26日に将棋の公式戦で29連勝の新記録を達成した藤井聡太四段と、師匠の杉本昌隆七段が相撲の観戦に来たからだ。

 藤井は幼年時代から相撲が好きだった。小学校の卒業文集では「将棋界の横綱になりたい」と相撲に例えたほどだ。健康優良児のように太っていた頃は、家族は「中学生のうちに棋士になれなければ、相撲部屋に入門」と冗談を飛ばして励ましたほどという。

 藤井は支度部屋を訪れて横綱の白鵬と初対面し、「自分も横綱のように堂々とした将棋を指して強くなりたい」と語った。

 藤井の自筆の扇子を贈られた白鵬は「かわいいね。いい弟分ができた。またゼロから挑戦して、29連勝の記録を塗り替えてほしい」と激励した。

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